こんにちは。
今回は英語の読み書きはできるけど、
実践でスピーキングをする機会が少ない方が留学やビジネスで英語を使うことになった時に、
知っておくとためになる三つのことをお伝えします。
実践で話す相手の話し方は勉強用の音声と違う
アメリカ英語、イギリス英語、オーストラリア英語の英語がそれぞれ若干違うことを知っている方は多いと思います。
でも、意外と知られていない・気付かないのが、
同じ国の中でも地方によっては日本の方言のようにアクセントの違い
人種それぞれの話し方
年齢別での話し方
声の出し方にも違いがあるということです。
良く考えてみればわかることなんですが、
日本で売られてる教材で使われている音声はそういう要素のいずれにも片寄らないニュートラルな話し方をする人を選抜しています。
年齢も高すぎなく、子供っぽい声ではない中年くらいの方が選ばれています。
実際、アメリカでそのような話し方をしているのは
私が知っている限りでは英語をきれいに話す必要がある小学校の先生か英文学の教授くらいですね。
人によって聞き取りにくい声と話し方はそれぞれあると思いますし
それを発見することを課題にするのもいいと思います。
私がアメリカの大学に留学した時
一か月半だけ受けたESLの授業はとても聞き取りやすかったですし、トップの成績を取るのもそれほど難しいことではなかったです。
英語の成績もよく、ESL用のENGLISH101ではなくネイティブ用のENGLISH101を受けることができる資格も得られました。
それもあってか、アメリカの大学なんて大したことないとうぬぼれていました。
そこで、
初めての挫折が訪れました。
大学生になって初めての学期で
この世で一番聞き取りにくかった声この世での集団の授業を受けることになってしまいました。
のどの奥で話す白人お爺ちゃん教授と
授業のディスカッションで今までに聞いたこともない超が付くほどの高速で話す白人の男子大学生でした。
日本に住んでいる外国人さんや旅行者ならここが日本であることを意識しながら話してくれるので、
はっきりとした発音で話してくれることが多いです。
現地の場合だとこちらからお願いしない限り、(当たり前ですが)普段の話し方で話します。
ENGLISH101でも慣れてくれば、聞き取れるようになりました。
ディスカッションはクラスメイトが話したことも含めてレポートに書かないといけないので、
聞き取れない声のタイプがあると気付いた時には困りました。
(あの頃の解決策としては、授業を録音して何度も聞いてレポート書いてました。)
要点をまとめると、
英語を聞き取れないのは当たり前です。
その声・話し方に慣れてないから聞き取れないんです。
なので、
コツをつかんで
慣れることで解決できます。
仮に、聞き取れなかった体験をしたとしても、めげずに慣れるまで頑張ってください。
実践で話す外国人が日本人の英語を聞き取れないのは当たり前
こちらも、先ほどの原理と同じで
あなたの英語を聞き取れない外国人は日本人の英語の発音に慣れていません。
なので、伝わらなかったと言って
落ち込む必要は全くありません!
もし相手が何度も交流する相手で
こちらもめげずに話しかけていれば
いつか相手の方もこちらの発音に慣れてくれます。
あなたも普段から英語の発音の練習をし続けて
はっきりと大きな声で自信をもって発言することを心がけていれば、理解しあえる日はそう遠くないと思いますよ(*^^)v
特にカフェの店員さんなど、一回きりの出会いは理解してくれたらラッキーで、聞き取ってくれなかったらしょうがないと思えばいいと思います。
アメリカの西海岸で流暢に英語を話す私でも
東側の黒人が多いエリア(アトランタ)に行くと同じ事を二回繰り返さないと伝わらないこともあります。
スタバで名前を聞かれても、西海岸なら「Sakura」と伝えれば
「I love your name! It means cherry blossom 、right?」
とさくらの花ののことを知ってくれてる店員さんもいらっしゃるほどです。
対照的に、
初めてアトランタでスタバを注文した時に名前を言ったら
「Shakira? I like your name!」
と黒人風な名前に聞こえたようでした(笑)
言語は人間同士のコミュニケーションツールなので、正解とはずれと極端に思わず、経験そのものを楽しみながら向上心を持つことが大事だと思います。
実際に会う外国人の経験の違いで対応も変わる
次は私たちの英語の会話の相手となる英語圏側の人のことも考えてみましょう。
彼らの中でも
- 英語圏の言葉を話さない人と交流がある
と
- 交流がない方がいます。
海外の語学学校の先生のようにたくさんの留学生に接している方ならば
どのように英語を話せば英語があまり理解できない一年目の留学生に伝わるかを知っています。
彼らなら、ゆっくりと分かりやすい発音で話してくれるでしょう。
そして、つたない英語で話す留学生の話も辛抱強く聞いてくれるでしょう。
留学生はまだ英語初心者だと分かってくれるから。
語学学校の先生以外で日本人の英語を嫌な顔せずに話を聞いてくれる傾向がある方:
- 日本の歴史や文化に興味を持つ方(アニメや漫画を好むも含む)
- 日本人に興味がある方
- 教会関係者
- 過去に日本人と交流がある方
こういう方となら日本人留学生の話し方や
他国人よりも少しシャイであること分かったうえで接してくれますし
日本人の英語の発音にも慣れている方が多いです。
では、日本人と交流も持ったことがないし、元から興味があるわけでもない方について考えてみましょう。
交流がないということは映画やテレビで見た日本人のイメージしか知らなくて、それはほぼ現代の日本のイメージではないです。
このような方たちは日本人風の英語の発音も聞いたことしがないし、
英語が上手じゃない人に対する接し方も分からない方が多いです。
なので、自分の英語を理解してくれなかったことがあっても、自分を責めたり、落ち込まないでプラスに考えましょう。
まとめ
語学というのはコミュニケーションの手段に過ぎません。
そして、コミュニケーションには二人以上でないと成り立たないことを忘れないでください。
語学力を伸ばすためには努力が必要なので自分のことでいっぱいいっぱいになりがちですが、
言葉が伝わらなかったとき
聞き取れなかったとき
コミュニケーションがうまくいかなかないときは必ずしもあなたのせいではありません。
本文で伝えたように
日本人が慣れていない話し方で話しかけられたり
相手の経験不足が原因の時もあるので
上手くいかなくても、「しょうがない!」で済ませてしまって、次こそは!前向きで語学を学びましょう。